【鹿児島県議選】女性議員過去最多 その背景は? 選挙戦を総括 専門家の分析も (23/04/10

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  • Опубликовано: 9 апр 2023
  • 9日に投開票が行われた鹿児島県議会議員選挙では、女性候補の当選が過去最多の11人となりました。、
    これまでの県議選では、2019年の前回選挙の際に当選した5人が過去最多の数字だったので、今回の当選者11人はその倍以上となっています。
    県議会の51人中11人が女性となり、その割合は21.6%で、全国の都道府県議会に占める女性議員の割合、11.8%と比べてもかなり高くなりました。
    今回の女性議員の躍進について、専門家は次のように分析します。
    鹿児島大学法文学部・平井一臣教授(政治学)
    「女性議員がもっと多くてよいのではないかという世の中の声が、今回の選挙には、ある程度結果として結びついたと思いますし、さらに政治の世界に女性が増えていく、一つのきっかけになるかもしれない。」
    もう一つのポイントは、鹿児島市・郡区で、非自民の立憲票が大きく伸びたことです。
    前回と今回の鹿児島市・郡区の開票結果のトップ5を比較します。
    前回は、5人中4人が自民党だったのに対し、今回のトップ当選は立憲民主党の柳誠子氏、さらに3位にも立憲民主党の宇都恵子氏が食い込んできました。
    前回は無所属で出た柳氏と立憲民主党の安楽英美氏の2人の候補が獲得した票は1万8千票余りでしたが、これに対して今回は立憲の2人で2万5千票余りと票を伸ばしました。
    専門家は次のように分析しています。
    鹿児島大学法文学部・平井一臣教授
    「物価高があり、生活上の困難を抱えることになった人も多いので、政治を通して一緒に考えて解決してくれそうな人というのが、今回の県議選の投票行動の要因のひとつになっている」
    新たに51人の県議が誕生することになります。
    新人議員や過去最多となった女性の当選者など、それぞれが有権者の負託を受けて県議に選ばれたわけですが、選挙戦で県政の重要課題についての政策論争が十分に交わされたかと言えばそうではないと言えます。
    例えば、薩摩川内市区では今、注目される川内原発の運転延長に関する主張を展開する候補者はあまりいませんでしたし、鹿児島市郡区でも県の総合体育館計画など本港区エリアを巡る議論は低調でした。
    当選した51人には、それぞれが掲げる公約ももちろんですが、これら、県政の重要課題への自らの立場もしっかり整理した上で議会の場に立ち、県当局と向き合ってほしいと思います。

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